ホッカイドー・カオティック

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はじめまして、こんにちは。鎂と申します。

私はMeseMoa.という9人組ボーイズアイドルグループの方々が大好きです。その中でも野崎弁当さんととみたけさん、通称北海道組のお二人を推しています。恐れ多くもイルミィになって暫く経ちましたので、推しであるお二人へのパッションをブログとしてしたためることに致しました。
北海道組推しの方に共感して頂けたら、あわよくば他推しの方にも読んで頂けたら幸いです。そして推しを見ていて偶然視界に入った時にでも良いので、北海道組にフォーカスを当てて頂けたらとても嬉しいです。

何分ブログといった類のものを書くのは初めてなので、お見苦しい、拙い点はお許しください。
他のイルミィさんがお書きになる技巧を凝らした素敵な文章とは程遠いですが、私なりに北海道組への「好き」を表現しましたので、よろしければお付き合いくださいませ。

 

 


こんなしがないいちオタクのブログを読んでくださっている貴方は既にイルミィである気がしなくもないが、北海道組とはなんぞやという方がいらっしゃるかもしれないので念の為紹介したい。

 


まずは野崎弁当さん。メンバーカラーは茶色。
字面とメンバーカラーから既に異質さを醸し出しているが、とりあえずこちらを見て欲しい。

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お分かりいただけただろうか。


そう、


顔が良いのである。


顔が良い。その一言に尽きる。長い睫毛が生え揃ったくっきり二重の瞼。目が合った者を魅了させ時に射殺す三白眼。すっと通った鼻筋に水分量の生々しい妖艶な唇。神に贔屓された美貌と身長177.1cm体重58kg(2019年測定)という華奢な体躯でありながらその実、わんこそばを171杯平らげる胃袋の持ち主である。ツイキャスでは以前、ケンタッキーのオリジナルチキン8ピースパックをひとりで完食する放送も行った。

また、図書館司書の資格や小中高の教員免許を持つグループきっての秀才でもある。3rdアルバムThanks!の学力テストでは見事1位を勝ち取った。優れた頭脳の使い道を明後日のベクトルへぶっ飛ばしたブログと踊ってみたは、時々ファンすらも取り残していく。


もう一人はとみたけさん。メンバーカラーは薄ピンク。
彼もまた顔が―—

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かわいいな。


いやかわいい。
ふわふわな猫っ毛は金色の綿菓子。くりくりとした瞳はさながらボンボンショコラ。ふっくらとした唇は苺のマシュマロを思わせる。そして小粒な八重歯があどけない。
かわいい。なんてかわいいのだろう。
DIVAと称されるエモーショナルな歌声と圧倒的表現力から織り成されるパフォーマンスは観る者の心を震わせる。このような爆イケビジュの持ち主でありながら言語中枢がひらがなで形成されている為、口を開けば5歳児と化す(個人の見解です)。183cmの成人男性だが、すみっコぐらしの映画を観て鼻が赤くなる程泣いたり塗り絵に勤しんだりしている。かわいいの権化である。


二枚の写真によって貴方はこの二人をとんでもない美形ととんでもないかわい子ちゃんだとお思いになったかもしれないがそれは違う。

 

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うわ、かわいい。

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あっ、顔が良い。


このように、北海道組の二人はセクシーとキュートを兼ね備えた最強ダイナマイトコンビなのである。松浦亜弥さんの「ね〜え?」が脳内で流れているが私にはどちらかなんて選べない。セクシーもキュートも好きです。

 


私がMeseMoa.に嵌ったのは、halyosyさんが生み出した仄暗い世界観に魅了されたからだ。MeseMoa.の楽曲で何が一番好きかと問われたら、迷わずMuddy Waterと真逆の糸を選ぶ。MeseMoa.を知ったきっかけはShadow Kissだったが、このひと続きの物語に私は強く惹かれた。

Shadow KissとMuddy Waterのとみたけさんを見た時、

 

『こんなにも苦しく、命を削るように歌い踊るひとがいるのか』

 

と衝撃を受けた。

気付けば何度もMVを再生し、額縁の中で生きる青年に目を奪われていた。見れば見る程に発見があり、その重厚なストーリーに没入した。

そして生でMeseMoa.のライブを観るようになり、とみたけさんのことをもっと好きになった。同じパフォーマンスは二度と無い、「生きた」歌とダンス。明るい曲の時の心から楽しそうな笑顔。悲しい曲の時の本当に泣いているような声と表情。表現をするために生まれてきた、華やかな舞台が似合う人だなあとしみじみ思う。

 

野崎さんを好きになったのは一目惚れに近い。Shadow KissとMuddy WaterのMVを観て、端整なお顔立ちの人だなあと思ったのが始まりだ。そこからBlack Roseで野崎さんの歌を意識して聴いた時、低くて甘やかな声がとても好きなことに気付き、所謂推しとはきっとこのお二人なんだな、と少しずつ自分の中で定まっていった。


穏やかで、綺麗で、笑顔が素敵な人。野崎さんをそう捉えていた私の頭をバールのようなもので殴打してきたのは、野崎さんが出演するらしい外部の舞台のキャストビジュアルだった。
そう、かの「アンフェアな月」に出てくる藤田由人である。

 

『人類一好きな顔だ』


それが第一声だった。

人好きのする太陽のような普段の笑顔とは対照的に、野暮ったい前髪から覗く瞳は気怠げで光が無い。

勿論笑顔笑顔でいつも全力な野崎さんも大好きだ。だが寧ろ、そんな野崎さんだからこそ、藤田由人を野崎さんが演じるという事実に歓喜した。作中で誘拐される女児の父親であり、その子の母親である儚げな美しい女性の元恋人。しかも女物のパーカーを着ているではないか。いかにも訳アリそうな人物に居ても立ってもいられなくなった私は、すぐに書店で原作本を購入し読み耽った。


33歳。早大法学部卒。無職。恋人が妊娠8ヶ月の時逃げるように別れたものの、けじめとして認知はした。
そして、大麻に依存する薬物中毒者。
野崎さん曰く「全く愛のない人間」。


私は静かに拳を突き上げた。ただただ関係者の方々に感謝をした。『あなた(方)が神か』と心の中で五体投地をした。私は野崎さんが持つ美しい影に、本能的に惹かれていたのだろう。

 

 

長くなってしまったが、このように私は野崎さんととみたけさんのお二人を好きになり、お二人が北海道組と呼ばれるコンビであることを知った。
元来同郷や古馴染みという関係に弱い私は、富士急並みのジェットコースターに乗って沼に突っ込み、北海道組が出ている動画を漁った。UFOキャッチャー、熱海DEポン、「今好きになる。」撮影裏側、絶対音感エトセトラ。
なんだこの二人。かわい過ぎる。かわいいが飽和している。しかしくどくない。程良い雑さがクッション材になっている。永遠に見ていられる。やめられない止まらない。かくして私はのざとみ緊急カラオケキャス(3時間18分37秒)を1日に5周する日々を暫く送るようになった。
あ、動画はこちらです。作業用BGMに最適です。



 

北海道組。それは宇宙である。
エントロピーとは彼等が語源ではないかと言わんばかりの長い付き合いから来る対応の雑さには趣さえある。とみたけさんの抑揚が激しいひらがな表記の拒絶を明らかに面白がってちょっかいを出す野崎さん。気持ち悪がる割に度々悪戯を仕掛けたりバイオレンスにじゃれて楽しそうにしているとみたけさん。

ものすごく語弊がある言い方をすれば、二人の関係は「年頃の子供に構いたいパパと素直になれない子供」のそれである。MeseMoa.のかの有名な親子とはまた違った親子関係だ。

ちなみに某プリンスも野崎さんのことを「パパ」と呼んだことがある上ニコ動のコミュによると野崎さんはキングらしいが、気まぐれ王国の統治権はどうなっているのだろうか。そして野崎弁当は何人子供がいるのだろうか。


話が逸れてしまった。

 

北海道組は度々相手に雑な絡みをしたり忖度の無いツッコミを入れるが、ふとした時の北海道組はゆったりとした空気感でとても和む。自分達で運んできた椅子に座った時、野崎さんの位置が少し離れていることに気付いた隣のとみたけさんが「もっとこっち〜」と手招いたり、靴紐が解けたとみたけさんが「もってて!」と野崎さんにマイクを渡して靴紐を結んだり。MC順が隣だった頃はよく端でちょこちょこ何かをしていた。仲良しでかわいい。なおこのようなやり取りは基本マイクを通していないので、他推しにはあまり気付かれない。

 

百聞は一見に如かずということで、北海道組を摂取するのに最適な動画をピックアップしたい。

 

一番北海道組の関係がわかりやすい動画かもしれない。ちょっかいを掛けられると逃げる癖に、自分からちょっかいを掛けに行って返り討ちにされるとみたけさんがかわいい。

あとひらひらが付いている衣装は総じてかわいい。くるりと回る度に翻る裾を見ると胸が高鳴る。4分50秒で人はここまで幸せになれるのか。かわいい。

 

2018年ツアー「Maze No.9」において北海道組を中心に展開するドラマパートだ。

 

もしもの世界で生きるとみたけさんは、作る曲がいつも暗いメンヘラシンガー。

そんなとみたけさんを助けに行くのが、空っぽのギターケースの野崎さん。

 

『俺野崎弁当がいなきゃここにいないんだよ』


これは2017年のクリスマス会報におけるとみたけさんが何気無く口にした一言である。

アイドルになるきっかけを作った人が、アイドルとしての記憶を失った自分を助けに来る。

いや、無理。エモの大洪水。

 


とみたけ氏によるバイオレンス。とみたけさんが狂気じみている。野崎さんのやられ方がプロ。かわいい。

 


バイオレンスその2。ひたすらにとみたけさんがかわいい。お父さんと幼児(個人の見解です)。かわいい。


ちなみにハードめのバイオレンスとして庭の樹メイキングでの🍱🐰🎮トークが挙げられるが、こちらはFC会報なのでご参考までに。お持ちの方は是非観返してみてください。

 


成人男性が成人男性をおどかしたのにびっくりしてくれなくて拗ねたり全力で追いかけっこをしている動画。かわいい。

 

ホワイトデーの全員生放送。50音順ゲームというゲームの勝敗順に並び、隣の人へプレゼントを渡していく企画でした。

MeseMoa.さんのわちゃわちゃが尊いのは勿論、北海道組がかわいすぎて「かわいい」以外の語彙が消し飛んだ。かわいい。

 

DDボイスドラマ「あぶくのゆめ」


大きな桜の樹が聳える町にある、華道の師範弁当の家に住み着いた謎の少年たけと花屋白服のお話です。この際恥など捨てるので聴いてください。脚本は稚拙ですが、御三方の類稀な演技力を浴びることが出来ます。
御三方がやんごとなさすぎてお隠れになる。凛とした着物に身を包み花を生ける姿が目に浮かぶ麗人(cv.野崎弁当)と天真爛漫な合法ショタ(cv.とみたけ)と子供好きな男前の花屋(cv.白服)の時代モノが聴けるのはたぶんここだけ。たぶんハートフルです。

 

他にも紹介したいものはあるのだが、書ききれなくなってしまうため割愛する。

 

 

お二人に共通して好きなところが、観る者を魅了する表現力である。
MVやライブ中のパフォーマンス、浅井さやかさん脚本のミュージカルでもひしひしと感じるけれど、特にそれを強く実感した演目が、忘れもしない2019年11月9日——TIME TRAVEL.6神奈川2日目の北海道組magnetである。
ステージ上で二人が背中合わせに立ち、イントロが流れて照明に照らされると、あっという間にその世界へ引き込まれた。ただ前を見据えさめざめと泣いた。息を飲む美しさは、まるで一本の短編映画を観ているような感覚だった。野崎さんの苦しげな表情。とみたけさんが見せた不器用な笑顔。指の先まで感情を乗せたダンス。最早言葉などいらぬ。素晴らしかったとだけお伝えする。

 

北海道組のmagnetは現在映像として公開されていない為、今後もライブで観れるであろう演目としてはLove!×2 Chu!×2 Yeah!!×3をおすすめしたい。
飼い主から見た猫の愛らしさを題材にしたポップな曲であり、こちらは後半部分で北海道組にスポットが当てられる。
『不安が押し寄せ来る』
『お留守番大丈夫かな』
注目すべきはパフォーマンス中の二人である。
まずは野崎さん。Ch8においてホールの階段にどかっと脚を広げて座り項垂れる姿は、くたびれたサラリーマンのようでとても良かった。とても良かった。
そしてその後ろでとみたけさんが歌うと、次に野崎さんが立ち上がって歌い始める。二人とも客席に向かって手を伸ばしているのだが、この時のとみたけさんは毎回見ていて面白い。
野崎さんの後頭部に狂った笑みを浮かべながら銃口を突きつけている、おばけでも見たようにびっくりした顔をしている、何故か伸ばした手をぷるぷるさせながら口を大きく開けて笑っている等バリエーションが豊かなのだ。ちなみに最後は顔文字で表すと完全にこれ→(((o(*゚▽゚*)o)))である。らぶちゅのここは、ライブを観る上で楽しみのひとつとなっている。

 

また、これはライブだけでなくCD音源でも楽しめるのだが、野崎さんととみたけさんは1番と2番で同じ部分を歌っていることが多い。

例えば tap-tap! サビ前、Shine on you サビ前、新曲アワアワのサビ後半。

真逆の糸の「演じたら愛してくれた?」というフレーズは、野崎さんが感情を抑えた台詞なのに対し、とみたけさんは泣いているような歌い方をする。

ふたりの対比が非常に面白いので、機会がある時に是非聴き比べてみてほしい。

 

 

対比と言えば、もうひとつ。

どちらかと言えば野崎さんは理性、とみたけさんは感情で動く。

クリスマス会報におけるとみたけさんの言葉を振り返ってみる。

普通なら気恥ずかしくてなかなか言えないことをさらっと言えるのが、とみたけさんの素敵なところだと思う。大勢の前でとか、面と向かって言うのは苦手なところがまた「らしい」というか。

もしもとみたけさんが野崎さんのように理性で行動するなら、きっと同じようにはいかないだろう。これは逆も然り。

とみたけさんはとみたけさんだからこそ、頭の回転が速い分、自然体で素直な言葉を届けてくれる。

野崎さんは野崎さんだからこそ、ゆっくり時間を掛けて考え、丁寧に言葉を紡ぐ、その不器用で真面目な優しさに救われるのだ。

どちらの方が良い、というのは正直人それぞれだとは思うが、タイプが異なるふたりのアイドルを、私はとても愛おしいと思っている。

 

 

 

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。至らない点が多々あったかと思われますが、少しでも北海道組の魅力をお伝え出来たなら幸いです。また機会がございましたら、その際はよろしくお願い致します。

 

光の海の一部として、彼らの目の前でたくさん笑って泣ける日が、一日でも早く来てくれますように。

 

 

2020.10.12